9月2日木曜日
残念ながら日本へ帰る日が来た。
帰りの飛行機は10時30分の便。来た時と同じルートで帰ることになる。
荒川さんはチューリッヒ空港でチェックインするまで付き添ってくれた。
チューリッヒからウィーンまでは1時間程度。窓から見える大陸の風景を見ながら「絶対にもう一度来たい」と思った。
ウィーン空港ではちょっとしたハプニングがあった。A7ゲートの成田行きとA6ゲートの関空行きの表示が逆になっているのだ。
小さな空港なのでこのことにはすぐに気付き、カウンターで確認したところ、表示通りゲートが変更されていたのだった。
成田行きの機内は半数が日本人。僕の隣に座ったのはビジネスマン風のおっさんだった。
また、このおっさんが最近では珍しい日本人で、首にはエアー枕を巻き寝ようとするのだが、寝ている間にサービスで配られたものに気付くと客室乗務員を呼んで持ってこさせるのだ。まー一番の傑作は夜食のチキンラーメンだったが、既に食べ終わっている僕の器を見て何の躊躇も無く客室乗務員を呼んで持ってこさせた。
そんなことはともかく、あの日本人のスッチー。かわいかったなー。
っと思っている間に成田に到着。日付は9月3日金曜日の朝になっていた。
日本に戻って感じることは湿度の高さだ。
あのスイスの清々しさはこの違いとも関係しているのだろう。
勝田台で東西線に乗り換え木場に到着したのはお昼前。
本当に行ってよかったと思った。
遅ればせながら9月7日火曜日に下記のメールを送信。
本当に素晴らしい思い出を作ることのできた旅になった。
先週は大変お世話になりました。
帰国したら早速お礼をしなければと思っていたのですが、
僕がスイスにいる間に姉がネットワークを破壊したままサンフランシスコに行ったため
メールができませんでした。
今回の旅では本当に多くの思い出作りができました。
僕にとっては龍人と会話をするのが初めてでもあったせいか、携帯電話で写した画像には龍人がいっぱい登場しました。
(添付ファイルは僕が写した画像の中から風景写真を取り除いた写真です。)
荒川さんとはノイシュヴァンシュタイン城、リンダウとイタリア料理、フィエーチェから氷河の絶景、ハイジランドなど、たくさんの風景を堪能させていただきましたが、一番記憶に残っているのは、やはり、フランスワインを飲みながら、深夜のゆんたくができたことです。
荒川さんがいろんな道のりを経て現在のお仕事に積極的に関われていることは僕にとっても嬉しい限りです。
近いうちに また ゆんたくができたらいいですね。
彗ちゃんとは訪れた場所にかかわらず、これまでにないくらいお話ししたよね。
でも体調がすぐれない中、色々な場所に可能な限り連れて行ってもらって申し訳ないなとも思っています。
帰国しても、もっと気軽に話ができるように、なんとかPCでTV電話ができるよう勉強してみます。
それから、龍人のやんちゃぶりに苦悩する気持ちは、一緒にいて本当に大変だなーと思いました。
でも、自閉ぎみになりがちな子供に比べればまだ安心できると思います。(と、姉も言ってました)
頑張ってね。
いーちゃんはもうすっかり手がかからないくらい成長したよね。
最初はあまり一緒にお話しできませんでしたが、ハイジランドの時にふざけあったことがしみじみ思い出されます。
いーちゃんはブックスでの生活に一番なじんでいるようでしたが、いーちゃんなら何処へ行っても大丈夫だと思います。(と、姉も言ってました)
今回のスイス滞在は僕にとっても生涯忘れない思い出になりました。
本当にありがとうございました。
また機会を作ってお邪魔させていただきます。
そでは、また。
おしまい