高知紀行2014冬

四国で唯一訪問したことのない高知県。
昨年、金毘羅さんで宿泊した時に、高知出身のレストランの担当の方から勧められていたので
いつかきっと、と思っていた。
残念ながら高知にはLCC便がないので、
ここはHISの格安ツアーを利用しての旅となった。

平成26年1月18日土曜日

6:07に門前仲町を出発して羽田空港へ。
東京は曇り空。

初めてのJALを利用しての移動。

ボーディングブリッジかと思いきや、バスとタラップによる搭乗。

JAL1483便は羽田空港を定刻通り7:40テイクオフ 。

雲のじゅうたんを滑っていくようだった。



機内では液晶ディスプレーを使った、非常時の説明があり
そして、飛行中の航空過程情報とニュースが映し出される。



離陸後、シートベルトのサインが消えた後、コーヒーなどの飲み物無料サービスが始まる。
LCCだとこれは有料になる。



高知龍馬空港へは9:10に着陸。
天候は晴れ


空港1Fの総合案内所にてMY遊バス1日券1000円を購入し、

表面

裏面


その後、自販機にて空港連絡バス2枚綴り回数券1,300円を購入。
片道ずつ買うと1,400円になるから。

そして9:12発の空港連絡バスに乗車する。
このバスは飛行機到着に合わせて出発するので待ち時間ない。

はりまや橋バスターミナルへは9:44に到着し
歩いて100mほど離れた、はりまや橋(デンテツターミナルビル前)より10:08発のMY遊バスに乗車。

MY遊バス


30分ほど乗車した後、桂浜バス停で下車したあと坂本龍馬銅像前まで歩く。

坂本龍馬銅像


そして丘を下って行ったら桂浜へ。
砂浜を歩くなんていつ以来だろうか。
太平洋を一望する水平線は地球が丸いことを感じることができるくらい雄大だった。



桂浜から高知県立坂本龍馬記念館へは坂道を徒歩にて15分くらいかかる。
入館料はMY遊バスを提示することで500円が400円に。



館内は地下1Fの常設展示について撮影許可。
展示内容は龍馬が、乙女ねーやんに出した手紙など、その足跡を辿る。

確かに坂本龍馬は日本史好きなら知っているだろうけど
この人物が有名になったのは司馬遼太郎が竜馬がゆくを出版してから。
しかも脱藩後、
・長崎にて亀山社中結成
・瀬戸内海でのいろは丸衝突事件にて紀州藩より多額の賠償金をせしめる
・海援隊結成
・薩長同盟の仲介
・大政奉還後の日本のあるべき姿を描いた船中八策
など
有名な歴史上の活躍をしたのは28歳からであり
33歳には京都近江屋にて中岡慎太郎と軍鶏鍋を食べている時に暗殺されたので
5年ほどの活動しかない。
ただ、確かにその人生は波瀾万丈で、「生き切った」と言える生涯には違いない。

最上階にある展望台からは、桂浜を一望できる。



バスが1時間に1本なので、頃合を見計らって
坂本龍馬記念館のりばからはMY遊バスで、はりまや橋バスターミナルまで向かう。

帯屋町のアーケード街を歩いて
13:40にとさ市場にて、くろしお定食840円を食す。
見ての通り、天ぷら、鰹のタタキ、そば、などなど。
これは美味。
アーケード街の他の店は意外と料金が高いが、ここは別。

 

その後、路面電車に乗るため、はりまや橋へ向かい
何とも有名なわりに、しょぼいと言われる、はりまや橋を撮影。
確かにしょぼい。



高知県の路面電車は日本一古くて長いとのこと。
MY遊バス1日券を持っていれば、高知市内の路面電車は無料。

ちなみに通常は高知市内だと190円にて乗車できる。
この電車、はりまや橋が起点になって東西と南北の2系統だけ線路が伸びており
乗り換える場合は下車時に、乗換証明書を受け取ればいいらしい。



14:40はりまや橋から5つ目のグランド通りにて下車すぐ
オリエントホテル高知にてチェックインし412号室へ入る。
標準的な部屋でアメニティが充実しており、ナイトガウンもあるので日中の着替えのみあればいい。
テレビはBSが観られる。



窓からは高知城が見える絶好のロケーション。



16:00前まで、資料に目を通してグランド通りから高知城前まで路面電車に乗り高知城へと向かう。
高知城の天守閣開館時間は9:00から17:00まで。
入場はMY遊バスを提示することで400円が320円に。

途上ではNHK大河ドラマ功名が辻の主人公である山之内一豊の妻である千代の銅像がある。



そして天守閣に到着。
想像以上に迫力があり、穴太積みの石垣も、その普請が大変だったことがうかがえる。



天守閣内に展示している、江戸時代の高知城ジオラマ。



その他、高知の歴史に関する展示があるが、NHK大河ドラマでも傑作の龍馬伝を観ていたら全て知っていることだった。

そして天守最上階からの風景がこれ

 

  

さすが平山城だけあって城下町を一望できる。

高知城築城の祖、山之内一豊の銅像



19:30前に本日の晩餐のため、座(いざり)屋へ到着。



ここでは4,000円でお任せの予約をしていた。
この店は神戸と銀座とマドリードに支店があるとのこと。
ただし、調べてみると本店ほど安くはないとのこと。

この店は結構有名らしく、この日も満員御礼。
予約なしだとあきらめるしかなかっただろう。

ドリンクのメニューはあるが料理のメニューはない。


事前に料金4,000円6,000円10,000円のいずれかを告げて、苦手な食材だけ確認される。
酒代は別。

とりあえずグラスビールを注文。

若い大将からは「どうしてこんな田舎に?」と聞かれたけど
「ただの道楽です。」と言ったら笑われた。



焼きごま豆腐



この後は、料理に合わせてお任せの酒を注文。

 

鰹のタタキ



 

ブリの照り焼きとセロリ





かき、ほうれん草、黒豆、





このあたりから、スマホにいちいちメニューを記録するのが面倒くさくなってしまった。
というか、酔いも回り、両脇のお隣さんと会話が弾んでしまったのだ。






43粒ごはん


デザート





右隣りの地元ご夫婦と談笑。



そして左隣りの草津から来たカップルとも談笑。



帰りには大将が、外まで見送ってくれて、
高知橋からはりまや橋へ、乗り換えてグランド通りで下車し

高知市内では数少ないコンビニサークルKで
夜中に小腹が空いた時のためのおにぎりと缶チューハイとコーヒーとアイスを購入して



部屋に戻った後、
加湿器を設定して
シャワーを浴び、
アイスを頬張った後、
テレビを観ていたら
いつの間にか眠ってしまったらしく、

平成26年1月19日日曜日

目が覚めたら朝の5時だった。
飲みすぎたのか、前日に部屋に戻ってからのことは記憶にない。

兎に角6:30から1Fのレストランでビュッフェ形式の朝食を摂れるので
7:15にエレベータで降りて行った。

この日は珍しく朝早く目が覚めていたので、スマホを持参して朝食の撮影をした。
料理の品ぞろえは和洋すべてが充実しており、
とりわけコーヒーは部屋に戻って飲めるように蓋付きのコップまである。
しかしここで欲張って食べすぎたのか、帰京するまで食欲がなかったのが誤算。



部屋に戻ってサンデーモーニングを見終わった後
10:00にチェックアウト。

前日の移動で距離感がつかめていたので、この日はすべて徒歩にて移動。

まずは快晴に映える高知城を見ながら、大手筋へ。



と言うのもこの通りは日曜に300年以上の歴史を持つ土佐の日曜市という一大マーケットになる。
全長約1.3kmにわたり,約500店が出展しており、高知市内の人達全てがここに集まるがごとく賑わっている。



この日はたまたま高知市中央公園で
第4回土佐のおさかなまつりと言うイベントをやっており



県内の各所から持ち寄った魚食材の料理が売られていた。
残念なのは、折角の旨そうな料理が振る舞われているのに、
朝食の食べ過ぎで
何も喉に通らない体調だったこと。



それにひろめ市場で昼食を摂ろうと思っていたのに、
ここでも何も食べられなかった。



兎に角、どの店を見ても、空腹時なら飛びついただろう魚料理のオンパレード。
来ることがあったら朝食を抜くことをお勧めします。

まったく、食欲不振の上、どうやら風邪を引いたのか、
歩き回るのさえ辛くて、それでもどこかで休む気にもならず、市内の各所を隈なく歩きつくした後
13:00に予約しておいた土佐庵に到着。



かなり、ガタがきているため、体中バキバキ音を立てる中、体をほぐしてもらった。
それで体のだるさはなくなったものの、胃がもたれるので、はりまや橋のコンビニでソルマックを買って飲んだ後
ちょっと早かったけど、バスに乗って空港へ向かった。

空港についても食欲が復活せず、搭乗手続き後、いつものように唯一ソフトクリーム350円だけ頬張って出発の飛行機を待った。

JAL1490便16:20発は高知空港を15分遅れでテイクオフ。



羽田空港へは 17:30着予定のはずが18:05になっていた。
勿体なかったのは、この日の体調。

帰宅してからは、食欲が復活し、マッコリとビビンバとキムチで晩酌して就寝した。
何はともあれ高知は海の幸が豊富。

できれば、ジェットスターが乗り入れてほしい。
でないとHISのツアーとは言え飛行機代がばかにならない。

おしまい