松山紀行2013(夏)

クローズアップ現代LCCの特集をやっていて、実際に東京からだとどこへ行けるかを調べてみた。
東京からのLCCでは北海道や沖縄が圧倒的に多いが、この季節の一人旅としては観光地すぎるので候補から除外。
そこで前回うどん県旅行の時に勧められた高知にしようと思ったが、残念ながら高知にはJALとANAのみでLCCは就航していない。
後、四国で訪れたことのない松山をググってみたら
ジェットスター8月5日出発で成田空港~松山空港往復とホテル1泊で20,700円というツアーがありこれに決めた。

松山観光としては松山城道後温泉のほか、TVドラマ化された坂の上の雲の街でもあるし、夏目漱石の小説「ぼっちゃん」の舞台でもある。
しかし一番の楽しみは地元ならではの料理で、これが決まらないとなかなか満足のいく旅行にはならない。
しかし調べてみると鯛料理など瀬戸内の幸などになり、みかん以外は実家の明石とさほど変わったものがない。
鯛ならば実家に帰ればいくらでもあるし、みかんを食べるために訪れるというのもどうだろうかと思った。
ただ名物に的を絞らず調べてみると、行ってみたい店が数軒見つかり、これらを中心にしてザックリとした計画をたててみた。

8月5日 月曜日

成田空港へは電車によるルートや水天宮からT-CATという手もあるが、東京駅八重洲口から900円で行ける東京シャトルというバスがある。
これの乗り方を調べていると、東京メトロ日本橋駅から徒歩1分30秒で行ける。
迷わずこれに予約をし5:30に部屋をでた。
6:00東京シャトルに乗車。成田空港第2ターミナルには7:30前に着いた。
ジェットスターのチェックインをした後、搭乗口へと向かったが、これが異常にわかりにくい。
バスが到着したのもチェックインカウンターも同じ階だったのでこれが1Fかと思いきや3Fとのこと。
搭乗口から飛行機へは流石LCC、ボーディングブリッジではなくタラップに乗って乗車するためバスに乗って飛行機下へ移動。
実際に聞いてはいたがLCCの場合、通常の飛行機と比べ座席数を多くするため座席の間隔が狭い。
しかし、海外へ数時間もかかるわけではなく、1時間ちょっとなら苦にならない。

成田8:05発松山空港9:45着。
空港内でしばらくぶらぶらしていたら松山市内へ向かうリムジンバスを逃してしまった。
なんと、このリムジンバス、飛行機の到着にあわせて時刻が設定されており、次は2時間後しかない。
地方の空港では基本的にタクシー以外、他の選択肢がないことが多い。
しかも空港から中心地へは結構距離がある。
どうしようかと思いいろいろ調べてみたら、普通の一般バスが運行しており、しかも既に買ってしまったリムジンバスのチケットが使えるとのこと。
また不思議なことに料金も同額のJR松山駅まで300円。その他の降車場も同額。
これはどちらも伊予鉄道の運用だかららしい。
とりあえず10分後に一般バスがあったのでJR松山駅へ。

駅到着後、モーニングを食べるため前に調べておいた喫茶時計台へ向かったが
なななんと、入り口に8/5,8/6は閉店と書かれているではないか。
地方の県庁所在地ではよくあることだが、JRの駅前が一番の繁華街ということはない。
松山もこれにもれず、JR松山駅前はこれといったものはなく松山市駅を中心とした伊予鉄を使うのが一番リーゾナブル。
高松の時と同じようにレンタサイクルもあるが、1日300円と有料だし、さすがにこの季節、炎天下では選択肢にはならない。
とりあえず伊予鉄の1Dayチケットを購入し、路面電車でJR松山駅から大街道駅という一番の繁華街へと移動した。





大街道は市内最大のアーケードがある繁華街であり、この二日間、一番時間を費やすことになる。
とりあえず間もなく11時という頃だったので大街道の最南端にあるCafe One Timeという店でチーズハンバーグ満足セット850円というものを注文。


店内で一休憩した後、市内の地図をくまなく調べて、おおよその位置関係を頭に入れたが、
一番手っ取り早いのは伊予鉄の1Dayチケットの裏面を憶えるといい。

店を出た後、松山城へと向かうため大街道からロープウェイ通りを目指した。
この通りではアーケードはなく、風鈴が鈴なりに飾られており、涼を感じられるようになった工夫がしてある。
しかし今年の暑さは尋常ではなく、炎天下の中10分も歩けばぐったりする。
兎に角、松山城へ上がるロープウェイ・リフト駅舎へとたどり着いた。
松山城の本丸は標高132mで徒歩でも上がれるルートはあるが、この暑さではそんな気分にはなれなかった。
なのでロープウェイで登ろうと思いたどり着いたが、着くと同時に出発し待つのも面倒なのでリフトで上がることにした。
リフトから降りた後、本丸へは緩やかな坂を登っていく。


この城の大天守は三重三階地下一階の層塔型天守で、黒船来航の翌年落成した江戸時代最後の完全な城郭建築。
また、「現存12天守」の中で、唯一、築城主として瓦には葵の御紋が付されている。
大天守、小天守、隅櫓を廊下で互いに結び、武備に徹したこの天守建造物群は、
代表的な連立式城郭といわれている。
大天守の全高は、本壇から20m(しゃちほこの高さを入れると21.3m)。
本壇は本丸から8.3mの高さがあり、本丸の標高は約132mであることから、大天守の標高は約161mあることになる。
これは「現存12天守」の平山城の中では最も高い城郭なのだ。
山の高さは、同じ平山城である姫路城の約3倍の高さ。
なので石垣にしても櫓に使われている資材にしても
築城当時にはかなりの人力が必要とされたのがうかがえる。

 

平山城というのは城の立地による分類で丘や山の上部に本丸を置き、その周辺の平地を利用して二之丸などを築き、城郭として一体化したものをいう。
山城の特徴である守りの堅固さと平城の特徴である居館・政庁としての利便性を併せ持つ手法と言われている。
現存12天守では、備中松山城が山城、松本城が平城で、それ以外はすべて平山城となっている。

天守からの眺望は絶景で、市内中心にある城らしく、北側の瀬戸内海・南側の四国山脈を含む城下を一望できる。
 

 

天守閣の中では昭和に大改修を行った行程を撮したビデオ30分が鑑賞でき、築城当時と同じ工法による過程がうかがえる。
流石に現存の城は熊本城天守閣などのコンクリートでできたものとは趣が違い、歩くたびにきしむ廊下などタイムマシンで時代を遡ったかのような感覚になる。

城内を一通り巡った後、既に14時を回り気温も31度を越えていたので、本丸広場の売店でお決まりのソフトクリーム食べた。
帰りはロープウェイにて下り、大街道駅まで歩いた後、路面電車でホテルのある清水町駅へ向かった。

宿泊するサンガーデン松山に着きチェックインを終えた後、この日の部屋へ。



第一印象は狭!
しかし、立地条件や値段から考えれば充分。
1Fにはセルフで麦茶やコーヒーを飲むことができ、コーヒーはお好みのカップを選んで部屋へ持ち込むこともできる。
とりあえず荷物を下ろし、パソコンのセッティングをしてコーヒーを飲みながら休憩をすることに。
テレビは最近のホテルでは珍しく地上波のみでBSは観ることができない。

しばらく次の日の予定を算段した後、今夜のメインである夕食を採るためホテルを出て清水町駅からJR松山駅へ。
駅で次の日の1Dayチケットを購入した後、予約しておいた創作茶寮 西村までタクシーで向かった。
この店はJR松山駅と松山空港のちょうど真ん中あたりにあり、街中をはずれた住宅街にある。
前もって店に行き方を問い合わせたらJR松山駅からタクシーがいいとのことだった。

19時に店に着き、月曜日ということもあって予想通り僕以外に客は誰もいなかった。
最初カウンターにするか個室にするか尋ねられたが、勿論カウンターを選んだ。
というのも平日のこの時間帯だと店の人とゆっくり話ができ、現地でしか聞けない情報を仕入れられることを憶えていたからだ。
まずは「お飲み物は?」と言うことで、お勧めを聴いてみた。
するとGARGERY23というビールらしく、普段ビールを飲まない僕でもこの暑さの中やってきたので、まずはそれを注文。

フルーティーで独特な香りがする美味なビール。
兎に角この店、器に凝っている。
上の写真ではわかりにくいかもしれないが、グラスは逆さ円錐形をしており、さいころのような器にささったものである。
料理については事前に夜のプチコース¥3800というものを予約していて、
これは毎月の¥5000コース料理のメイン料理から魚か肉かどちらかを選択するスタイル。
とりあえず料理の内容を並べてみると下のとおり。

先付け)
北海道完熟トマトのガスパチョと冬瓜の取り合わせ

前菜)鮮魚のお造り盛り合わせ

椀物)瀬戸内の天然鯛と焼き茄子、松茸、自家製豆腐の椀物

魚料理)鱸とサーモンのパイ包み焼き、モンサンミシェル産ムール貝のソース

お食事)冷たいさつま汁と御飯、香の物

デザート)酔っていたせいか撮影を忘れてました。

最後に帰りのタクシーが来るまでということでお茶を入れていただいた。


これが3,800円とは安い。
恐らく東京でこんなものを頼めば1万円は越えるだろうといった素材と工夫がされている料理だった。

この店自体がコースを中心に料理が用意されているのだけど、
美味しんぼで読んだことがあるが
コース中心に仕入れをすれば素材が計画的に購入でき、結果安くなるのだ。
また、この店で使われる野菜は全て自家栽培で
日中には野菜ソムリエを講師に招いて旬を楽しむ野菜教室というのも開催している。

これら料理を頂く間の2時間程、カウンターでは女将が話し相手になってくれた。
まず不思議に思ったのは、立地条件。
こんな交通の不便なところに酒も出す一軒家の店を構えるのは、いかなる算段があってのことかを尋ねた。
すると創業は18年前になり大街道などでショットバーを3店ほどやっていたのだそうだけど
バブル期の市街地だと25万円×3店舗のテナント料がばかにならなかったらしい。
また、ビルのテナントだと内装にしか凝ることができず、それならば一軒家を造ってしまおうと決めたそうだ。
確かに入り口からして、まるで京都の茶室を思わせる趣。
カウンター席は2階を完全な吹き抜けにした開放感を醸し出した贅沢な造り。
店内の空間はどこを観ても繁華街ではありえないゆとりのある広さが見て取れた。

「しかし、場所が郊外だと客はすべてタクシーで来るのか」と尋ねたら
「代行はご存じですか?」と聴かれた。
それでハッと気づいた。
なるほど、かつて軽井沢で飲んだ時によくこれを利用したものだった。
要するに代行とは運転代行のことで、
飲酒などの理由で自動車の運転ができなくなった者の代わりに運転して、自動車を目的地(主に依頼者の自宅)に送るサービスの略称なのだ。
確かに東京にいると利用することはまずないが、地方では必須のサービス業としてあるのだった。

そんな話から入り、松山でのお勧めを聴いてみると
「砥部焼はいかがでしょう。」と勧められた。
どうやらオーナーの御婆様がお姫様だったらしく大名籠で砥部に嫁いでいらしたらしいのだ。
砥部焼(とべやき)とは、愛媛県砥部町を中心に作られる陶磁器で、一般には、食器、花器等が多く、愛媛県指定の無形文化財である。
なるほど、料理に使われるだけでなく店内に飾られた器を見る限り、好事家でなければありえない物数だ。
この器の話から利休や古田織部の話になり、へうげものもすべて読まれたとのこと。
もし愛媛でなければ佐賀県名護屋城のあったところ、要するに唐津がお勧めらしく
休日には夫婦でキャンピングカーを使いよく行くとのことらしい。
唐津へというのも女将の出身が博多だからというのもあるそうだ。

ビールの後は地酒に切り替えて小富士を注文した。

これもスッキリ辛口で美味だったが、僕が日本酒にはいける口であると思われたらしく、
メニューにはない獺祭(だっさい)と言う純米大吟醸を勧めてくれた。
 
これは日本酒というよりワインに近い味で和食以外でもあいそうな味だった。
そんな感想を言うと、
「そうなんですよ。ワインだと何万円もするのもあるのに、どうして日本酒だとそれがないのか疑問なんですよ」とのこと。
この店の料理はイタリアン・フレンチと日本料理の融合などを創意工夫しているとのことで
洋酒も取りそろえているが、
そう言われれば日本酒で何万円なんて考えたこともなかった。

さて、富士登山以来、酒が飲めなくなっていたのにこれだけの酒を飲めたのは
ホテルを出る前に胃薬と頭痛薬を飲んでいたからで、旅でもなければ未だ酒を飲む気はしない。

それにしても、久しぶりに気持ちよく酔えた一時で
お会計をしてもらったら6,400円とのこと。
やっぱり想像以上に安く、来てよかった。
帰りはタクシーを呼んでもらいJR松山駅へと向かった。
女将はタクシーに乗り込むまで見送ってくれた。
ちなみにタクシー代はJR松山駅まで960円。
JR松山駅からは路面電車で清水町駅へと向かった。

ホテルに着いてユニットバスでシャワーを浴びた後、ちょっとスケジュールがハードだったのもあり
夜更かしをすることもなく床についた。

8月6日 火曜日

7:30朝食を食べるため2Fのレストランへ
なんとここの朝食は100円で、チェックイン時に予約しておくようになっている。
内容は下の写真の通り。

こんなリーゾナブルなホテルはもっとチェーン展開してほしいものだ。
チェーン店ではないけど。

部屋に戻ってサンデーモーニングを見終わった後、10:00にチェックアウトした。
※このホテルは11:30までにチェックアウトすればいい。

さてホテルを出た後、路面電車で道後温泉へ行くため
清水町駅からJR松山駅へ行き、JR松山駅から道後温泉駅まで向かう。
本来なら清水町駅から上一万駅へ行き、上一万駅から道後温泉駅まで向かうほうが短距離で早いのだが
さして時間に焦るわけでもないし、先に来た方に乗れば暑い場所に居なくてもいいからだ。

道後温泉本館へは100mほどの道後ハイカラ通りを抜けた突き当たり。


入浴料金は下記のとおり。

区分 おとな こども 営業時間 利用時間
霊の湯 3階個室 1,500円 750円 6:00~22:00(札止20:40) 1時間20分以内
2階席 1,200円 600円 6:00~22:00(札止21:00) 1時間以内
神の湯 2階 800円 400円 6:00~22:00(札止21:00) 1時間以内
階下 400円 150円 6:00~23:00(札止22:30) 1時間以内
又新殿観覧料 250円 120円 6:00~21:00(札止21:00) 案内時間内
椿  の  湯 360円 150円 6:30~23:00(札止22:30)
1時間以内

とりあえずここで贅沢をする必要もないので神の湯800円で入った。
2階では大広間があり籠と座布団を指定される。
籠の中には浴衣があって、これを持って1階の神の湯へと向かう。

浴場はなんの変哲もない普通のお風呂で、長居をすることもなく大広間へ戻った。
すると、お茶とお菓子が運ばれてきて、何をするでもなく湯上がりの体をさましつつ寛ぐのだ。

利用時間は料金を払う時に口頭で言われるが、別にタイマーで計られているわけではない。
ただ、1時間もあれば充分で、特に話のネタになるような物はない。

12時近くになって館を出て、昼食をとるため前日調べておいた
道後ハイカラ通りにあるカフェ・ド・なもという店でたこ飯セット840円を注文。
 
まずまずの味だったけど、小腹がふくれなかったのでみつわのコロッケでじゃこ天120円を買い食い。
とりあえずこの日もまた暑い日だったので、すぐに道後温泉駅へ。


道後温泉からは松山のターミナルとなる松山市駅へ路面電車で向かった。
何をするでもなく日本で2番目に短いと言われる駅地下街まつちかタウンへ入り銀天街アーケードを抜けて前日と同じく大街道をぶらついた。
兎に角、アーケードなどがある所でないと、とてつもなく暑いのだ。

用を足すため三越に入ったら入口でなにやら大行列があり、どうやらバリイさんと写真を写すためらしい。

僕にとっては初のゆるキャラ遭遇だった。
大行列は流石に子供とその親らしきひとばかりだったので一緒に写真はとりませんでした。
くまモンだと並んだかも。

さて、大街道を抜けてロープウェイ通りから50mほど道を外れたところにある秋山兄弟生誕地へ行ってみた。

しかし300円を払ってまで入る程には見えず来た道を引き返して
大街道から2分ほど城下の坂を登ったところにある坂の上の雲ミュージアムへと向かった。
しかしここも400円を払ってまで興味があるわけでもないので通り過ぎ
坂の先にある萬翠荘を目指した。

ここはF1は無料でF2から300円となっている。
さして思い入れもないので、涼をとるためだけにF1に入ってみた。

その後、愚陀佛庵を目指したが場所わからず、坂を下りて大街道へと戻った。
帰ってきてからわかったけど
『2010年7月12日の記録的な豪雨で、松山城に大規模土砂崩れが発生し「愚陀佛庵」が全壊しました。』とのこと。

大街道に戻った時には既に14時を回っていて、炎天下を歩いたせいか、かなり体がだるくなっていた。
そこに下のようならくちん 大街道店という店を発見。
東京だと60分5500円はする。
なんとそれが2800円(税別)ではないか。
これはちょうど良いと思い迷わす入店したが15時まで予約があり、それ以降ならいいとのこと。

まー30分くらいなら喫茶店で一服するのにちょうど良いと思い
K'CAFEという四国にのみある店でアイスコーヒーを飲んだ後、

15時に再び、らくちん大街道店へと向いマッサージ60分2940円を支払った。

さてこの後が中途半端である。
市内の観光地らしき場所はほぼ行き尽くしたので、もう帰りたいところだが、帰りの飛行機が20:25発である。
なんとも行く当てもないので松山市駅まで歩いて行き、そこから路面電車の環状線に乗ってJR松山駅へと向かい
JR松山駅から大街道まで城の周りを一週した。

そうこうしていると、晩飯をどうするか迷ったが、めぼしい店の開店時間が19時ばかりで、そんな店に入ると
空港まで行くのにせわしいので考えあぐねていたら、大街道の電光掲示板で一風堂が近場にあることを発見。
風情のないのは承知で入店し赤丸新味ラーメン780円を注文。

この季節に似合わないが店内はエアコンがガンガンにきいていたせいか、むっちゃ旨い。
替え玉120円を追加してしまった。

とりあえず、腹もふくれたし、空港へ向かうのに早くはない時間になってきたので路面電車で大街道からJR松山駅へと向かった。
空港へのリムジンバスに乗るためだが、ちょうど信号に引っかかって目の前でバスが出発。
慌ててそれを追いかけバスの扉をたたいたが、既に発車しており停留所以外では乗せられないとアナウンスされた。
大街道からもリムジンバスに乗れるが450円する。
それをけちってJR松山駅から300円を選んだ結果だけど
なんか今回の旅は乗り物を目前で逃すことが多かった。

仕方なく時刻表を見たら、なんと10分後にもリムジンバスがあるではないか。
なんのことはない10分後リムジンバスに乗って松山空港へと向かった。

空港到着後帰りの便のチェックインを済ませ、空港内で時間をつぶした後、定刻通りに飛行機へと乗ったが
帰りの便の座席指定をしていなかったことに気づき窓側の席が取れなかった。
相も変わらず座席は狭かったが、1時間ちょっとなので成田空港第2ターミナルに着くまでおとなしくしていた。

さすがLCCだけあって帰りも成田ではボーディングブリッジではなくタラップだった。
LCCは時間通りに帰れる保証がないので東京シャトルの予約はしていなかったが22:10発のバスに乗車でき
八重洲東口に着いたのは23:15だった。

なんか急遽LCCを使ってみたくなって衝動的な旅をしてしまったが、それにしては結構中身が濃い旅だったかな。

そして次の日は父の初盆のため、スカイマークで神戸へ向かうのだった。

おしまい