ソウル旅行
ハングルは冬のソナタを観た時に半切表を一通り勉強したことがあったけど、それも今は昔。すっかり忘れていた。
2013/10/27(日)
出発の日、何を勘違いしたのか8:45に予約したと思っていた東京シャトルは8:20の間違いで、乗り過ごしてしまった。
でも持っていたチケットで9:00の便に乗車できた。
成田第1ターミナル到着後、WIFIルータを借りるためコネスト・グローバルWIFIのカウンターへ。
その後、チケット受け取りを済ませただが、
手荷物預かりがないし、アシアナ航空のHPでWebチェックインしていたので、行列に並ぶことはなかった。
ちなみに手荷物検査では国内だと水の持ち込みは可能だが、国際便の場合、持ち込めない。
でも空のペットボトルは持ち込み可能なので、中に入ってから飲み水を酌むことが出来る。
次に税関での出国手続きだがこれは10分くらい並ぶ。
どうやら事前登録をしている場合、無人機で並ばずに出国手続きができるみたいだ。
11:30より搭乗開始。
OZ0101便のテイクオフは12:30で定刻通りに出発した。
この日の東京の天気は台風一過で快晴。
ご覧のように富士山がクッキリ見えた。
離陸後30分で機内食が配られ、同時にドリンクを注文できる。
ネットでは評判がいいアシアナ航空の機内食。
確かに旨かった。
基本的にはサラダ、パン、ケーキ、主食(鶏の照り焼きと御飯)、水がついてくる。
ドリンクはビールを頼んだが、結構喉越しのいいものだった。
食後もコーヒーやお茶など注ぎに来てくれるし、CAの接客態度は評判通りの快適さだ。
仁川国際空港に着いたのが15:10。
この空港は成田にひけをとらず巨大な空港。
入国手続きカウンターまでは歩いて10分くらいかかり、
ここでまた15分くらい行列に並び、両人差し指の指紋と顔写真を撮られる。
ロビーに出てから、一服するため喫煙所を探しただが、これがまた遠い。
出口から5分は歩く。
とりあえず3,000円を両替。30,300ウォン(※以降wと書く)だった。
基本的に空港内の銀行では最小限の両替にとどめた方がいい。
明洞(명동)の街中にある店で両替したほうが遙かにレートがいいのだ。
まー円からウォンへの換算は大体10分の1円と考えれば分かり易い。
ソウル駅(서울역)へ移動するにはリムジンバス選ぶ人が多い。
しかし僕は始めから電車と決めていたのでRailの目印を進んで行った。
しかし、これまた遠く10分は歩いた。
鉄道は各駅停車と空港鉄道A'REX(直通特急)があるのだが券売機と改札の位置は違う。
向かって右手がA'REXである。
本来A'REXはw14,800であるが、年内はサービス期間のためw8,000だったので
ここは迷わずA'REXを選択したのだ。
切符券売機は日本語にも対応しているので困ることはない。
改札での乗車方法はスイカやパスモと同じく無人改札でタッチ式。
16:00発A'REXに乗車して16:45にソウル駅に到着。
と言ってもA'REXは地下7階なので、エレベータで地下2階に上り、無人改札で切符を差し込み口に入れて出る。
改札を出て地上に上がれば渋谷駅に違わず、巨大なコンコースに人がひしめき合っていた。
僕が予約したホテルへは地下鉄4号線で一駅の会賢駅(모임역)で下車。
地下鉄の切符は買い方が複数ありT-moneyというチャージ可能なプリペイドカードか、1回乗車券を買う。
この券売機も日本語に対応している。
韓国ソウルの地下鉄は、昨年紙の乗車券を廃止してすべてICカード(交通カード)で乗車するようになったらしい。
今回は地下鉄に乗る機会が少ないため、1回乗車券の方を選択。
この切符、乗車代金の他w500が必要。
これは保証料みたいなもので、到着後に改札出たところに保証金還給機(払い戻し機)があり、乗車券を差し込むとw500が戻ってくる。
この1回乗車券。勘違いしやすいのだが1日乗車券ではない。
ちなみに帰りの1回乗車券を前日に買っても次の日にも使る。
地下鉄の駅には3桁の数字がつけられているが頭一桁が線を表し下2桁が駅を表す。
例えば会賢駅の場合、424であるが4号線の24番目の駅となる。
※東京の地下鉄だとT15などとあるが、これは10路線以上あるから数字一桁では使えない。
会賢駅で下車後、一番困ったのが、ホテルまでの地図を忘れたこと。
借りてきたWIFIルータがiPhoneでなかなか認識されないままだったので、
頭に入れてきただいたいの地図をたよりに歩いたのだが、全く見つからない。
交番もないので、駅の地図を頼りに進んで行くとソウル駅が見えてきて引き返し、
駅近くにある店で聴いても店員は日本語がわからないみたい。
仕方ないので近くのホテルで聴いてみると、日本語も通じて親切にも紙に地図を書いてもらいた。
するとかなり近い場所だとわかったのだが、聴いたホテルのフロントの方からは
「キャンセルしてうちに泊まってくれないですか」と言われた。
しかし流石にカード決済も済ませているのでお礼を言ってそのホテルを後にした。
Hill
House Hotelに着いたのが18:30をまわっており、すっかり日は沈んでいた。
フロントでは流暢な日本語を話すスタッフが対応してくれて、チェックインは無事完了し
ルームキーと灰皿を受け取って地下の部屋へ。
明らかにラブホを改装した部屋だとまるわかり。
ベッドは大きなダブルで、シャワールームのドアは磨りガラス。
シャワールームには浴槽はなく、天井に固定式されたシャワーがある。
シャンプーやボディソープなどのアメニティーは一通り置いてあるし、コーヒーとお茶とポットもある。
冷蔵庫にはミネラウォーターも入っている。
「地球の歩き方」ではこれらは有料と書かれていたがそんなことはない。
またトイレにペーパーを流してはいけないと書いてあったがこれも嘘。
問題は持ってきた変圧器だとうまく繋がらず、フロントで変圧器を借りてきた。
でもこれは無料だ。
なんとかPCとiPhoneの充電をしながらWIFI接続を試してみると、
ホテルのWIFIにはすんなり繋がったし、借りてきたルータもしっかり認識してくれた。
どうやら充電が足りてなかったのだろう。
気づいたら20:00をまわっていた。
晩飯を摂るため明洞(명동)まで歩いて行くことに。
このホテル一度わかってしまうと、立地条件は最高。
ソウルどころか明洞へも歩いて10分なのだ。
夕食は調べておいた一人でも入れる牛里ガーデン(소마을 가든)という焼肉店へ。
場所は明洞地下鉄8番出口からすぐの地下1階にあり看板には日本語表記があるのですぐわかる。
ここは一人用焼き肉セットw40,000ワンドリンク付きがあり迷わずこれを注文。
1杯目は生ビールをたのんだ。
この店、日本語が完全に通じるし愛想も悪くない。
ビールの後は肉を食いつつグラスマッコリw4,000×3杯を飲んだ。
22時過ぎ、お腹いっぱいで店を後にし、会計の時にもらったミネラルウォーターを飲みながら明洞の街中を歩いた。
明洞の街は渋谷にそっくり。
さすがソウル一番の繁華街である。
部屋に戻ってシャワーを浴びた後、ネットで調べ物をしながらテレビをつけていた。
ただテレビのリモコンや備品の文字が全てハングルなので操作の仕方がわかりにくい。
日本だと当たり前の備品の説明書などは一切ない。
また、当たり前だけど、テレビは全てハングルで何を言っているかわからない。
試行錯誤しながらテレビのリモコンで78と入力すれば海外向けのNHKに繋がることがわかった。
ただし、スポーツの映像は著作権上静止画しか映されなかった。
2013/10/28(月)
ソウルのホテルでは珍しく8:00に朝食あり。
レストランではおばちゃんがトースト2枚と目玉焼きを作ってくれる。
それにコーヒー、オレンジジュース、牛乳はセルフでおかわり自由。
8:30には日本で予約しておいたソウル・ペリカントラベルネット/日帰りツアーの運転手がホテルのロビーに向えに来た。
このツアーは
各ホテル出発 →車窓観光(徳寿宮・南大門・ソウル駅)→ 清渓川 →
青瓦台(大統領官邸正門前) →サランチェ(月曜日は外観観覧)
→ 景福宮(守門将交替式・国立民俗博物館)→ 紫水晶工場
または高麗人参展示場 → 昼食(石焼ビビンバ) → ロッテホテル経由
→ 北岳スカイウェア展望台 → 宗廟(ジョンミョ)→ 北村文化センター → 仁寺洞→ 紫水晶工場 → 南大門市場→各ホテル到着後解散
というコースをたどり、初めてソウルにきた旅行者にはお勧めのコース。
移動はワゴンの観光タクシーを使うが、これもツアー料金内。
しかし、結果的には訪問場所を詰め込みすぎである。
青瓦台(청와대)では中国人観光客がいっぱいだったが
まーこれは今や世界中でそうなのだろう。
昼食は石焼きビビンバ。
飲み物は別料金である。
同じツアー参加している夫婦と話しをしながら頂いたが、この夫婦がすごい。
僕も結構安い選択で旅をしているが、それ以上のつわものがいるもので、
山口から来ていたこの夫婦、福岡空港発一人3,000円代で飛行機代、バス代、ホテル代、ツアー代が全て含まれているとのこと。
宿泊先が中心部より離れている所らしいが、それ以外は全く問題ないらしい。
奥さんのほうはソウルよりも釜山(부산)のほうが料理も美味しいから好きだとのことだ。
北岳スカイウェア展望台(기타다케스카이웨어전망대)は300m弱の高さで南山ソウルタワー(남산 서울터워)の展望台より若干低いらしい。
ここは2000年、北朝鮮のスパイが潜入した事件があって、
それ以来、防衛のため展望台になり、今やカップルの穴場になっているらしい。
実際ここでは恋愛ドラマのロケが行われ、緑色の郵便ポストがあって、その郵便物は1年後に到着するとのこと。
北岳(기타다케)の北側には高級住宅街がある。
冬ソナで使われたロケ地だそうだが、貸し出してくれたのは1軒だけだったとのことだ。
この日の北岳からソウルの眺めは残念ながら霞がかかっていた。
ソウルはもともと北岳、西大門(서대문)、南大門(남대문)東大門(동대문)に囲まれた盆地の都で
王朝時代はこれらを結んで城壁があったらしい。
その城壁は北岳の西にわずかに残っていた。
宗廟(종묘)とは王族の霊廟のこと。
ここでは民族衣装を着た専任ガイドが同行し50分ほど歩く。
韓流ドラマの時代劇を観ている者には興味深い所だろう。
仁寺洞(인사동)は京都のような街で、ここにあるスタバは唯一ハングルだけで書かれている。
南大門市場(남대문시장)は日本で言うアメ横のような所。
とんでもない人混みである。
前述の夫婦は午前のみの参加だったので、午後からはおばちゃん達二人が一緒。
まーこのおばちゃん達、典型的な日本のおばちゃんだった。
話の内容は韓流スターと氷川きよしが全て。
でも、僕に気遣ってくれたのか
ソウル慣れしているおばちゃん達はガイドに「観光はいいからどこかでお茶しよう」と言った。
しかしガイドはできないと答えた。
立場上仕方ないのだろう。
時間内にコースを全て案内しなくてはいけないのだから。
ガイドから「なぜ韓国に興味を持ったのですか。」と尋ねられたのだけど
「勿論冬ソナを観てからです。」と答えたら
「誰のファンですか。」と聴かれたので
「勿論、チェ・ジウですよ。」と言った。
するとガイドからは「チェ・ジウは韓国版家政婦のミタに出演していますよ」教えてくれた。
おばちゃん達をロッテホテルで降ろした後、僕のホテルへ。
17:00ホテルに到着。
ホテルで一休憩した後、再び明洞へ向かった。
明洞・乙支路入口エリアはすっかりクリスマスモードである。
この日の晩飯はおばちゃんを見習って乙支路入口(을지로입구)にあるロッテ百貨店(롯데백화점명동본점)のデパ地下へ行き、総菜を物色をした。
ここで役だったのがiPhoneのVoiceTra+というアプリ。
マイクに向かって話しかけると、ハングルに翻訳表示してくれる。
手入力にも対応しているので、ほぼ完璧な翻訳ソフトなのだ。
ただしクラウド方式なのでローミングをオフにしていないと、後でとんでもない請求額が届くことになるので要注意。
要するにWIFIがあれば通信料はかからないのだ。
デパ地下に入って、まず驚いたのが月曜の19時過ぎだと言うのに人人人。
それにフードコートを兼ねた地下にはうどん屋、天ぷら屋はともかく回転寿司もある。
流石に日本のデパ地下で回転寿司は考えられない。
総菜売り場では完全に日本語が通じる。
と言うか、客の殆どが日本のおばちゃんだったみたい。
それにしても一番の目当てだったカンジャンケジャン【간쟌케쟌】 (ワタリガニを漬け込み醤油ダレに漬けて熟成させた料理)1kgがw10,000とは高すぎる。
近くにいた日本人のおばちゃんと声を合わせて「それは高すぎる」と文句を言って買わなかった。
まず20時前には安売りが始まり、豚肉の照り焼き、エビのテリーヌ、ハンバーグの3点がw10,000。
野菜も買いたかったので4点w10,000とセールしていたのを2点w5,000に交渉して、ゴボウの甘辛煮、春菊を和えたもの?を買って帰路に。
帰りのセブンイレブンではマッコリ750ml入りw1,700と、とんがりコーン(空けてみてわかった)w1,500を購入。
このマッコリ。前日の焼肉店で飲み、はまってしまったのだ。
それにしても安い。
日本で買うと1,000mlで600円はする。
さすがにこの日は朝から歩きっぱなしだったので、帰り支度をして23時過ぎには就寝した。
2013/10/29(火)
5:50起床。
6:00チェックアウト。
地下鉄4号線で会賢からソウルへ
6:30のA'REXで仁川国際空港へ。
手荷物検査では、飲みきっていないペットボトルは没収された。
しかしソーセージなどが駄目なはずなのに、前日食べきれなかったエビのテリーヌ、ハンバーグは大丈夫だった。
出国手続きを終えて、搭乗ロビー内のスタバにてベーグルとカフェラテSサイズで朝食。
兎に角ソウルにはスタバが多い。ツアーの車窓からでも殆どの目抜き通りで見つかる。
空港内でかかる時間を考慮すれば、前日のツアーガイドが教えてくれたけど
「3時間前にはソウル駅を出発した方がいい。」とのこと。
これはズバリ正解!
A'REXを使ったから2時間半で良かったが、各駅やバスを使ってたら飛行機には完全に乗り遅れただろう。
仁川空港をなめてはいけない。
今やアジア最大のハブ空港なので、何につけても歩く距離がながく、行列だらけだから。
OZ0102便は9:30に離陸。
30分後に機内食の登場。やっぱり旨い。
写真を撮るのを忘れたが、サラダ、パン、ケーキ、メインは白身魚とチンゲンサイの煮物をかけた御飯、それに水。
焼肉店でもビビンバの時もコチジャンづくしだったので、
CAからすすめられたチューブ式コチジャンは頼まなかった。
後は来た時と同じくビールとコーヒーを注文。
11:10成田到着。
天候は雨。
CAに残っていた硬貨w300をユニセフ小銭募金として渡し飛行機を降りた。
成田の千葉銀行カウンターで残ったW8,000を両替。615円だった。
やっぱり両替は明洞にかぎる。
帰りの交通費だけ確保しておけば、空港内の搭乗エリアだと円も使えるから。
帰りの東京シャトルは21時までは京成バスカウンターにてチケット購入が必要で21時以降は現金払いらしい。
このバスは10分おきに出ているから、帰りの場合予約しないほうがいい。
特に海外旅行の場合、飛行機の到着から空港を後にするまでの時間はわからないし、予約しなくても充分席は確保できるから。
12:10発13:20分 東京八重洲口に到着。
久しぶりの海外は、近くて遠い国が、近くて近い国になった。
参考URL
コネスト韓国地図http://map.konest.com/proute?cx=310659&cy=551451&lv=10
ソウルナビhttp://www.seoulnavi.com/
日通ペリカントラベル・ネットhttp://www.pelican-travel.net/seoul/?productCt=OptTour
YAHOOファイナンスhttp://info.finance.yahoo.co.jp/exchange/convert/?a=120%2C000&s=KRW&t=JPY
HOTELSドットコムhttp://jp.hotels.com/ho323328/hiru-hausu-hoteru-souru-han-guo/
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発車オーライネットhttps://secure.j-bus.co.jp/KS/Result.mvc
参考本
ソウルの歩き方2013-14 ( 地球の歩き方ムック海外 3)